2026年3月30日(月)、大阪大学豊中キャンパス 基礎工学国際棟において、FRCシンポジウム「ジオミクスと質量分析技術の新たな展開」を開催しました。年度末にもかかわらず、14の大学・研究機関・企業から70名近い方にご参加いただき、会場は盛況となりました。講演会場では活発な議論が交わされ、情報交換会でも関連研究のポスターを前に交流が深まりました。ご参加いただいた皆様に、厚く御礼申し上げます。
開催概要
日時:2026年3月30日(月)14:00〜17:30(情報交換会 17:45〜)
会場:大阪大学豊中キャンパス 基礎工学国際棟 シグマホール(対面のみ)
主催:⼤阪⼤学⼤学院理学研究科 附属フォアフロント研究センター
共催:⼤阪⼤学⼤学院理学研究科 共通施設質量分析センター
本シンポジウムは、先端質量分析技術を基点として多様な分野に展開する分野横断型学術「ジオミクス」の活動と成果を広く知っていただくことを目的として開催されました。あわせて、連携のさらなる拡充・強化を図るとともに、当年度に新たに設置された質量分析センターの活動や装置共用体制を紹介し、広く活用していただく機会としました。

第一部の講演の様子
第一部では、⼭梨県富⼠⼭科学研究所の吉本充宏研究管理幹、東京⼤学の⾓野浩史教授にご登壇いただき、富士山の成り立ちや特徴、通説を覆す新たな発見、さらには先端質量分析技術を用いて火山や地殻の「息吹」を捉える最新研究についてご講演いただきました。第二部では、本学の和泉⾃泰教授、⼤塚洋⼀准教授から、⽣命科学における質量分析の二つの潮流であるオミクス解析技術とイメージング技術に関する研究成果が紹介されました。また、豊⽥岐聡教授からは、質量分析センターの概要に加え、装置共用拠点としての機能や利用方法について詳しい説明がありました。各講演後には、参加者から次々と質問やコメントが寄せられ、活発な議論が展開されました。

情報交換会で研究紹介ポスターを前に意見を交わす参加者
シンポジウム終了後には、講演会場前のホワイエにて情報交換会を開催しました。関連研究グループによる研究紹介ポスターが並ぶ中、さまざまな分野・組織からの参加者が、随所でポスターを前に意見を交わす姿が見られ、会場は大いににぎわいました。本シンポジウムを通じて、多くの方にジオミクス研究や質量分析技術の応用・活用に関心を持っていただくとともに、研究者間のつながりを広げる貴重な機会となりました。今後、関連分野を横断した交流と連携のさらなる進展が期待されます。
当日プログラム
開会挨拶 豊⽥岐聡(FRC センター長)
【第一部】⽕⼭と地殻のジオミクス
座長:⼤阪⼤学|豊⽥岐聡(教授)
14:02 富⼠⼭との共⽣ ― ジオミクス連携で⾒えてくる世界 ―
⼭梨県富⼠⼭科学研究所|吉本充宏(研究管理幹)
14:45 オンサイト同位体分析が拓く新たな⽕⼭・断層の活動度モニタリング
東京⼤学|⾓野浩史(教授)
【第二部】⽣命科学における質量分析のトレンドと装置開発・共⽤拠点
座長:⼤阪⼤学|寺田健太郎(教授)
15:45 ⽣命科学研究の深化を⽬指した質量分析マルチオミクス解析技術の開発
⼤阪⼤学|和泉⾃泰(教授)
16:30 細胞代謝変容を可視化する質量分析イメージング技術の開発
⼤阪⼤学|⼤塚洋⼀(准教授)
17:15 理学研究科共通施設 質量分析センターの紹介
⼤阪⼤学|豊⽥岐聡(教授)
(17:45〜 情報交換会)
ポスター発表
北海道大学 農学研究院 当真要教授
東北大学 大学病院薬剤部 前川正充准教授
東北大学 農学研究科食品機能分析学分野 加藤俊治准教授
筑波大学 生命環境系 丸岡照幸准教授
東京大学 先端科学技術研究センター 角野浩史教授
山梨県富士山科学研究所 富士山火山防災研究センター 山本真也主任研究員
山梨県富士山科学研究所 富士山火山防災研究センター 西澤達治研究員
大阪大学 理学研究科附属フォアフロント研究センター 豊田岐聡教授
大阪大学 理学研究科附属フォアフロント研究センター 益田勝吉教授
大阪大学 理学研究科共通施設質量分析センター 和泉自泰教授
大阪大学 理学研究科共通施設質量分析センター 秦康祐講師
大阪大学 理学研究科共通施設質量分析センター 三宅ゆみ助教
大阪大学 理学研究科共通施設質量分析センター 鳥越大平研究員
大阪大学 理学研究科宇宙地球科学専攻 寺⽥健太郎教授
大阪大学 理学研究科物理学専攻 大塚洋一准教授
関西大学 化学生命工学部化学・物質工学科 川﨑英也教授
公立鳥取環境大学 環境学部 山本敦史准教授
関係記事
開催案内:https://www.frc.sci.osaka-u.ac.jp/news/3139
(FRCシンポジウム事務局)

























